手に負えない借金返済の解決方法
借金というのは作らない方がよい物の一つとされています。
ですが、住宅ローンや急な出費などによって借金を作ってしまうことがあるかもしれません。
そんな時、実際にはどうすればよいのでしょうか?
人の心理として1度借金を作ってしまうと中々他人には返済の相談をしづらくなってしまい、その結果どんどん多くなってしまうことも珍しくありません。
そこで、出来るだけ借金の返済金額が多くならないうちに専門家に相談をするのが一番良い方法かと思います。
専門家に借金返済の相談をすれば、具体的に自分がどうすれば良いのか丁寧に教えてくれるので、積極的に利用しましょう。
中にはこの手の借金相談を受け付けている専門家の先生はどこにいるのかと考える方もいるかもしれませんが、今の時代は日本全国に多数の専門家の方々がおり、またホームページなどで借金返済相談の事務所を紹介していることが多いです。
ですので、自分の住んでいる地域の情報をパソコンや携帯で確認してください。
借金を整理することは、債務整理と一般的には呼ばれます。
債務整理として、有名なのは自己破産ですが、実は、債務整理の方法は自己破産だけではありません。
任意整理や個人再生、特定調停などの債務者の借金状況や要望に合わせた借金の整理方法があります。
債務整理は、一般的に弁護士あるいは司法書士に仕事を依頼しますが、費用や報酬が気になりますよね。
でも、経済的に貧困状態にある方は、法テラスの制度を利用することで、債務整理の際の弁護士費用の立て替えが可能です。
だから、弁護士に払うお金が無いから、債務整理をしないという判断は行わない様にしましょう。
一般的に多重債務などの借金まみれの方は、時間が経つほど、状況は悪化していきますからね。
返済は専門家の力を借りる方法を選ぼう
ここで一つポイントなのが、1つだけではなく2つ以上の借金整理事務所に問い合わせをすると良いでしょう。
この理由については、同じ借金整理の事務所でも金額や相性はやはり事務所ごとにより異なってきます。
料金が安いからと言って自分にあっているとは限りません。
もしかしたら、多少値段が多く掛かっても自分の性格などと相性が良ければ、結果的にそちらの方が最終的に双方ともに気分よく話が進んでいくことになります。
上記であげた例を使用しないで、自分で借金を解決するという方法を選択される方も中にはいるかもしれません。
ですが、自分で解決方法を模索するとなると精神的な負担が大きくなったり、ギャンブルなどで借金の返済金を稼ごうとする事例もあります。
そうなってしまっては、借金を返済するどころかますます増えてしまいますので、まさに本末転倒な結果となってしまいます。
借金返済のことを他人に相談するのは恥ずかしいことかもしれませんが、専門家の方はこの問題のプロフェッショナルです。
ですので、遠慮しないで自分で事務所を調べて自分に合った専門家の力を借りることが、借金返済の一番の近道なのです。
法律事務所選び
借金の相談は、一般的には法律事務所ですることになると思いますが、ここで注意点が一つあります。
それは、法律事務所といっても必ずしも債務問題を専門的に扱っているわけではないという事です。
法律事務所にも様々な取り組みジャンルがあり、得意としていないジャンルも当然あります。
弁護士が必要となる問題には、離婚問題や交通事故の弁済、相続問題など様々なものがあります。
ですので、借金の返済方法で悩んでいるのなら、債務問題の解決を仕事として取り扱っている法律事務所に依頼する必要があります。
法律事務所であればどこでも良いというわけではないので、相談する前にその法律事務所の取り組みジャンルは何なのかについて調べる必要があります。
普段業務で取り扱っていない問題を相談しても、たとえ法律の専門家と言えども必ずしも的確な回答を貰えるとは限りませんからね。
借金返済方法の相談をしたいなら、債務問題を専門的に取扱っている法律事務所を選ぶ必要があります。
法律事務所での借金相談
いざ、法律事務所で借金相談をすると決めたなら、相談の際の説明で使うことができる資料を作りましょう。
具体的には、自分の収入と資産、そして借金総額と月々の支払額、利息額、債権者である貸金業者の会社名と所在地などを整理して、メモに書き留める作業が必要になります。
また、法律事務所に行く際は、前もって、借金相談のアポイントをしておく必要があります。
アポなしで法律事務所へ行っても、弁護士が他の顧客と面談中だったり、裁判所に出張をしているなど不在の場合も多いからです。
前もってアポを入れて、弁護士と面談をする日時を決める必要があります。
そして、実際に借金相談を弁護士とする時には、前もって作成しておいたメモ書きの書類を見ながら、弁護士に自分の置かれている状況を説明することになります。
弁護士からは、借金相談で意見交換をした後、具体的な債務整理の方法の提案を受けることになります。
最も多く実施されている債務整理方法は、任意整理という方法ですが、そのほかに自己破産や個人再生があります。
どの債務整理方法を選択することになるかは、弁護士の助言を受けたうえで、最終的には相談者が判断をすることになります。
ですから、債務整理を実施するうえでの不明点は、しっかりと弁護士に確認をするようにしましょう。
債務整理のやり方を決めたなら、一般的には債務整理手続きは、相談者からの委任を受けたうえで弁護士が行うことになります。
これは委任契約なので、原則として、債務整理手続き中に別の債務整理方法に切り替えるということはできません。
ですから、どの債務整理方法を選択するかは、自分自身が十分に納得したうえで、決める必要があります。
いずれの債務整理方法を実施しても弁護士費用が発生をしますが、弁護士費用は一般的には着手金と成功報酬が必要となります。
また、個人再生と自己破産の場合は、地方裁判所を利用するので、裁判所にも債務整理の実施費用を納付する必要があります。
これらの費用は、弁護士に債務整理の仕事を依頼した後は、債権者への月々の返済を一旦ストップできるので、今まで借金返済をしていたお金を弁護士費用と裁判所に支払う費用に充てることができます。
だから、お金がないからという理由で、債務整理を諦める必要はありません。
[追記]
生活が立ちゆかなくなって…[体験談]
私が借金をした理由は、生活の苦労からでした。
その当時の私には子供が一人おりました。
しかし、仕事が大変な時にタイミング悪く体を壊してしまい、仕事が続けられなくなりました。
体を壊した治療費用もかかります。
しかし個人事業主だったため、ろくな保険にも入っておらず、負担が非常に大きいものとなりました。
子供も体が弱く、妻の稼ぎだけではとても食べていけません。
悩みに悩んだ末に、親や兄弟にお金を借りてしまいます。
それでも足りなくなって、ついにサラ金の借金に手を出してしまいました。
治療が終わって仕事が見つかるまで、と思いながらズルズルとお金を借りてしまい、その借金返済は別のサラ金で借りたお金や友人知人に借りたお金で賄う日々が続きました。
そんな生活は長くは続かず、次々と友人を失い、妻も借金返済の督促状を見て目眩を起こすようになりました。
私の治療もいっこうに進まずに、どうしようもならなくなりました。
そんな時、借金一本化の罠にハマってしまい、一つの金融機関で大きい利子の借金返済をすることとなりました。
返済がどうにもならずに自己破産したのは最近の事です。
自己破産によって、家財道具や車などは手放すこととなり、妻と子供とも離れて暮らすこととなりました。
妻と子供は、妻の実家に身を寄せて、借金から解放されて幸せに暮らしています。
私はといえば、自己破産して全てを失い、再スタートです。
しかし生活保護は貰えないことがわかったので、病身をおして働かねばなりません。
今は借金したことを心の底から後悔しています。
[追記]